JOBS04
建築
仕事紹介
初の女性所長として、
従来のイメージを変える
快適な作業所をつくりたい。
静岡支店 建築部
鈴木 友美
2005年入社
INTERVIEW
インタビュー
Qこの会社の魅力や、好きなところを教えてください。
A結婚・出産し、ライフステージが変わっても、責任のある仕事を任せてもらえることです。育休から復職して3年が経った時のこと。「掛川作業所の所長として、現業事務所新設プロジェクトを担当してみないか」と打診されました。育児との両立に不安はあったものの、自分の幅を広げたい気持ちが勝り、挑戦することに。作業所のメンバーは20〜30代の若手中心ですが、頼りになる人ばかり。ときには、自分の苦手分野を後輩に補ってもらうこともあります。
所長としての務めを果たせているのは、チームの支えがあってこそです。 仕事と家庭を両立できるかどうかは、自分次第。急なトラブルにも対応できるよう、仕事を前倒しで進める習慣をつけました。その甲斐あって、毎日の保育園のお迎えも、平日の保育参観もやりくりできています。
Q忘れられない仕事のエピソードを教えてください。
Aまったく同じ条件での仕事は2度とないので、どの現場も思い入れがあります。毎回痛感するのは、自分の能力や経験が、建物のできばえに反映されてしまう厳しさです。例えば、コンクリート躯体工事の仕上げ。モルタルで表面をきれいに装っても、経年によりクラックが入ったり、白華が生じてしまう。建物の完成後も、見た目や機能を維持するにはどうしたらいいか。視野を広く持ち、これまで積み重ねた知識を応用できるかが試されます。
最終的には、自分が納得できる答えを導き出すことが大切。それがないと、周りに流されたり、発言が二転三転して現場に迷惑をかけてしまうから。自分の考えを上司に相談し、ブラッシュアップを繰り返しながら進めています。
Q今後の目標やチャレンジしたいことを教えてください。
Aコミュニケーションが図りやすい作業所づくりです。明るくポジティブな気持ちで仕事に臨めるよう、後輩への指導や気配りだけでなく、職場環境も試行錯誤中。特に今、現場に配属される女性の現場監督が増えています。清潔感はもちろん、センスも大事です。最近では、女性社員のアイデアで、レモンやアボカドを種から育てているのですが、これは効果的でした。日々忙しい中でも、思いやりの心が芽生え、細かいことに目を配れるようになります。その変化は、自分たちのものづくりにも影響を与えるはずです。
これからの建設業界は、女性ならではの視点やコミュニケーション能力が期待されていると思います。私も、当社初の女性所長として、この作業所が新たなモデルとなれるように育てていきたいです。
ONE DAYとある1日